枠の修復
ペットによる噛み跡の修復
犬に噛まれた枠の修復
ペットの噛み跡を修復します。
ガシガシと噛まれた枠は、シートが破れて下地が露出しています。
成形
剥がれてささくれだっているシートを丁寧に除去します。その後パテ処理して元の形を復元します。
塗装木目模様の描き込み
色合わせと模様の描き込みをして完成させます。
犬に噛まれた白枠の修復
白いシート貼りの枠がペットに噛まれています。
木部も削れています。
シートに着いた歯の跡と木部の欠損部分を平らに仕上げる必要があります。
噛まれた部分の下処理
木部とシートのササクレを丁寧に除去します。シートの端が剥がれないように接着してから、パテで元の形を復元します。
この白枠は柄がありませんので白の塗料を吹付け塗装して仕上げます。
成形作業
形を復元します。
塗装
シートの白色に合わせて塗装していきます。
噛まれた部分の下処理
木部とシートのササクレを丁寧に除去します。シートの端が剥がれないように接着してから、パテで元の形を復元します。
この白枠は柄がありませんので白の塗料を吹付け塗装して仕上げます。
仕上り
完成
犬に噛まれた木枠の修復
塗装仕上げの木枠がペットに噛まれた事例です。
木部が噛まれて削れています。
この木枠は縦の溝や角部の丸く凹ませた装飾が入っているため、形の復元に時間を要します。
パテ成形
溝と山の装飾加工を復元するため、ササクレを丁寧に除去してからパテ成形します。
形が出来上がったら塗装して仕上げます。
仕上り
完成
犬に噛まれた木枠の修復
装飾のある木枠がペットに噛まれた事例です。
塗装仕上げの木部が噛まれて削れています。
縦に溝と山の装飾が入っており、形の復元に時間を要します。
噛まれた部分の拡大
山がなくなるまで削れている部分もあります。
溝と山を復元するため、通常の凹凸がない枠と比べて成型に時間が掛かります。
仕上り
完成
経年劣化による傷み・キズ
掃き出し部の下枠の修復
掃出し窓下枠 劣化の修復例
掃き出し窓は、本来、床とサッシ枠の高さがフラットになっていますが、一般住宅の2階や集合住宅の場合、防水対策のためバルコニーの床面から立ち上がり部を設けた所にサッシを設置するため室内の床に対してもサッシの位置が高くなっていることがあります。その為、よく出入りする窓の下枠は擦り傷などがつきやすい傾向にあります。
直射日光にもさらされやすく、経年劣化の進みやすい部材のひとつです。
研磨作業
擦り傷のほか、角欠け部分も有り、全体を研磨していきます。角部は欠けやすいのですが、放置すると出入りの際にササクレに引っかかって靴下が破れたり怪我の原因にもなるので早めの処置が有効です。直し方としては、欠け部をパテなどで埋める・小さな欠けは大きめな面取りをして削り落としてしまう。などがあります。
塗装面も劣化しているため、全て研磨工程で剥離します。
塗装枠の修復前
日陰になっていることが多い場所は、比較的色あせなどが少ない傾向があります。
横の縦枠はシート貼りです。
シート仕上げと塗装仕上は、色も質感も異なっています。
研磨完了・養生
研磨後に残ったキズの処置をしてから塗装します。
この枠は、このままだと縦枠と比べて色が暗くなってしまうので 一旦、白系の下地着色をしてから色合わせします。
塗装作業
シート貼りの縦枠色に合わせて塗装するために、下色を付けてから色合わせ塗装します。
何色か重ねて塗装し、色を近づけていきます。
完成
完成
バルコニーに出入りする際は、開口部の下枠をまたいで通るため、またぎ とも言われます。
修復する事により、美観の回復だけでなく、ササクレなどの危険箇所も除去できます。